
あってはならない事故ですが、この業界ではよくある事例です。
私も前を走るトラックのタイヤが外れて転がって行くのを見たことがあります
トラックから外れたタイヤは当然ですがブレーキが利くわけでもなく、車体を追い越しほぼ減速することなく転がっていきます。
池井戸潤の空飛ぶタイヤの題材となった事故もこのタイヤ脱輪によるものです。その事故の被害者は死亡しています。
もともと10tトラックのタイヤホイールは日本工業規格の8穴でした。
しかし、あまりに車輪脱落事故が発生したので2010年以降は国際規格である、新・ISO方式の10穴に変更されました。
私達も8穴の車両に関しては心配ですし、用心もしておりました。
しかし、この前橋の事故の車両は映像を見ると10穴ホイールの国際規格のものでした。
10穴でも脱輪事故が起きる
この事故の場合ダブルのタイヤ2つとも脱輪していますので、クリップボルトあるいは、ナットなどの原因ではないような気がします。
しかし、死亡事故が起きても不思議ではない事例が起きたことは確かです。
「商売道具だからもう少し整備してほしい。こういうこと2度と起こさないようにしていただければ」
これは被害男性の父親の言葉です。
我々の仕事はただ運転するだけではありません。車両を安全な状態に保つ
毎日異変がないか確認する、安全のためにできる準備はすべてする。
男性の父親の言葉を肝に銘じて日々の業務に携わります。
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