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埼玉県道路陥没事故

執筆者の写真: 株式会社 光衛商事株式会社 光衛商事

埼玉県八潮市の道路陥没事故から1ヶ月が経ちますが未だに転落したトラック運転手は救助されていません。


原因は下水道管の老朽化なのでしょうが、そういう事例は全国的にあるようです。


老朽化対策その遅れの原因は、業者と資金の不足ということだそうです


我々の業界と同じ構図ですね。


公共事業は無駄なバラマキの象徴のように言われた時期がありました。今でもそういう見方はあるのかも知れません。


2009年「コンクリートから人へ」というスローガンを掲げ民主党政権が誕生しました。

公共事業より人へ福祉へお金をまわそうという政策で民主党が自民党に圧勝して政権交代を成し遂げました


当時ダンプに乗っていた私でさえ、公共事業なんて必要ないのかな~なんて思っていました。特に福井は2004年に福井豪雨があり莫大な被害を受けていて激甚災害の指定も受けておりましたが、その世論に押されていたように思います。

実際、足羽川ダムも建設予定が一旦白紙にされるほどでした。


結局、民主党政権は2009年から2011年までの3年間という短い期間でしたが、その後2013年に国土強靭化計画・2014年にはインフラ長寿命化計画が取りまとめられ防災・減災への取り組みが国を挙げて行われるようになりました。


しかし、2024年の建設業の倒産件数は過去10年間で最も多いそうです。

そして我々運送業の倒産件数も2024年は過去最高だそうです。


建設業に限りなく近い運送業であるダンプ業界も同じく、例年厳しい状況です。


有事の際には業者不足と言われますが、平時においては、その事業を継続するのは困難を極めます。


しかし、我々の業界が社会にとってなくてはならない業種であることは間違いありません。


この事故に乗っかって、公共事業の必要性をうたう気にはなれませんが、有事の時だけでなく、平時から、生活、交通インフラの重要性に少しでも気を向けていただけたらと思います。



 
 
 

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