
1月1日最大震度7を記録した能登半島地震。
私は隣の福井県に住んでおりますが、私の住んでいる越前市でも震度4を記録しました。
長い時間揺れておりましたので強い恐怖を感じました。
元日に発生した地震ということもあり、ご家族が帰省されている方々も多くその被害がより大きなものになったのではないかと危惧しております。
6日の時点で14の市と町で断水が続いていてトイレ不足が深刻な問題となっています。
トイレトレーラーの搬入なども進んでいるようですが、数はやはり不足しているようです。
私は隣県の福井県に住んでおりますのでよくわかるのですが、能登半島地方は石川県と言っても金沢から結構時間がかかり、高速道路も通っていないため、一般道が寸断されてしまうと陸路での手段が閉ざされてしまいます。
生活インフラの復旧が急務ではありますが、もう少し時間がかかるのかもしれません。
当社には翌1月2日㈱ハートフルさんから応援の要請がありました。
もちろん正月休みということもあって、社員が出てくれるか心配でしたが、快諾してくれたメンバーと災害復旧の現場に向かいました。
現場で知り合いのダンプの会社の社長に会いました。社長がダンプに乗るなんて珍しいですねと言った僕に、「こんな正月休みの時に、社員だけ出させるわけにはいかないでしょ」とおっしゃっていました。
働き方改革、労働時間問題、いろいろ労働環境の改善が行われておりますが、やはりこの仕事に対する一つの覚悟は今も昔も変わりません。
私もメンバーと一緒に仕事に出るときに、いつ終わるかわからないから、その気持ちの準備だけしておいてくれと告げました。
雪にしても、災害にしても、いつ起こるかわかりません。いざというときには仕事にでなければならない。これはこの仕事をしている我々の宿命であると思います。
そして、正月休みで、家族や親せきと一緒に過ごしていたであろうにもかかわらず、すぐに仕事に駆けつけてくれたメンバーに本当に感謝しています。
こういう災害が起こると必ず、対応が遅いとか、復旧に時間がかかり過ぎているとか批判されます。もちろんそういう部分もあるのかも知れませんし、今後の対応の教訓にするべきことです。しかし、災害が起こった場所、時間、状況、被害箇所などでその対応が大きく変わってしまうことも理解していただけたらと思います
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